『経済学と倫理学』アマルティア・セン 筑摩文庫


覚えがき①


・1986年4/4〜6 カリフォルニア大、バークレー校、ロイヤー講義の内容のまとめ


・現代経済学は厚生経済学に影響を及ぼしたが、逆はないのではないか

 倫理的思考は厚生経済を豊かにし、実経済の根幹的、行動規範をつくっている


__現代倫理学の豊かな成果が、現代経済学には一部しか採り入れられない一方で

 自己利益に基づく、狭隘な仮説が重要な関係分析を妨げてきたという指摘


__権利が道具としての法的存在ではなく、本質的価値を持つものとみなされれば

研究はさらに大幅に充実すると指摘してる(序文)


→厚生主義的概念の限界

 ・多元性と評価

 ・共約可能性

 ・完全性と整合性

 ・不可能性定理


★権利と自由を適正に定式化すること

★経済理論の標準的前提にある自己中心的行動の構成要素、からの脱却は

 個人と集団の本質的価値付け、手段的価値付けの双方向から、生じることの証明


・一般均衡理論

レオン・ワルラス

1870年代に誕生した経済理論

対し、部分均衡理論

https://yu-koba.hatenablog.com/entry/20090628/1246168951


・経済学は「非倫理的」な学問たろうとしてきた