『日本民藝館手帖』

監修 日本民藝館

柳宗悦 (1889年、明治22 - 1961年)

宗理(長男); 柳宗玄(次男); 柳宗民(三男)


・『白樺』(1910年、明治43)刊行に参加

・バーナード・リーチとの交流もこの頃

・帝大、哲学科卒業、ウィリアム・ブレイクに傾倒

・濱田庄司、河井寛次郎らと日用品の美、美の思想を確立する中で

「民藝」という語を造語

・1936年(大正14)

 倉敷の実業家、倉敷紡績社長 大原美術館創設者 大原孫三郎が出資支援

 駒場、日本民藝館 開設


・1916年以降、度々、朝鮮半島訪問

 東洋の精神、優れた造形美を生み出した朝鮮の人々に敬愛の念を寄せ

・1921年 日本初「朝鮮民族美術展覧会」神田で開催 

・翌年『朝鮮とその藝術』などを刊行、文化紹介に努める


余は想う、国と国とを交び

人と人とを近づけるのは

科学ではなく芸術である

政治ではなく宗教である

智ではなく情である(「朝鮮人を想う」1919年 )


民藝品の特性

鑑賞を目的として作られたものではない

実用性

無銘性と職人性

大量性とけん廉価性

地方性

協業性

・沖縄、アイヌ、固有文化の独自性と尊厳、保護を訴える


他__

・本人が収集した陶芸、染織、籠、家具などの写真

・民藝館の空間、建て物について

・保管資料の紹介


__など